スタジオ・プール ブルー
ヴァイルス985 製作記

 


キットの内容は、メタルパーツ、レジンパーツ、
エッチング、細かなパーツはアクリルやABS樹脂から削り出されています。


まずはエンジンから。
ビスの下穴を0.5のピンバイスであけていきます。
その数、約50カ所。


複製時に原型が破損したらしく、フレームにレギュレーターの取付部分がモールドされていません。
エッチングのランナーを切り出してステーを作りましょう。


メタルパーツは慎重にパーティングラインを消します。


サスや各ロッドのピロボール部はエッチングで再現されていますが
全てT2Mに置き換えます。


タイヤは黒レジンで再現されているのですが、 スリックタイヤです。
市販車なんだから、どうにか溝付きタイヤにしたいところ・・・。
ジャストサイズの1/12リアタイヤが見あたらなかったので
タミヤの市販車用タイヤの幅を1.5ミリほど詰めて使います。
フロントは無加工で問題ありません。


もっとハイグリップなパターンがよかったんだけど妥協しましょう。
せっかくダンロップだし◎。

スライスしたタイヤは瞬着(ツリロン)でガッチリ接着したあと
400番のペーパーをあてて表面を処理します。


エッチングパーツを組み立てます。

パーツの接着はもちろんツリロン。
ツリロンの良いところは、はみ出してもアセトンで拭き取ればきれいに無くなるところ。
レジンや金属の接着なら、充分な強度もありますし。

ディスクローターは、リューターに貼り付け、ペーパーを当てて、回転方向に摩擦痕を作ります。

ラジエターホースやら、オイルクーラーのパイピングやら、やることはたくさん残っています。


カウリングを作ります。

バックミラーのミラー面にモールドがないので0.5ミリほど彫り下げました。
最後に洋白板かアルミ板を切りだして貼り付けましょう。
ミラーフィニッシュの方が手っ取り早いかな・・。


ステムのシャフトが3ミリほど短いので、真鍮パイプで延長しておきます。
レバーの角度が ???なので切り離して、もう少し角度つけましょう。


ここらで一度仮組してみます。

各パーツの組立にはインセクトピンではなく、0.8ミリのアルミパイプを使いました。
最初はインセクトピンを使っていたのですが、パーツにガタが出るし、
0.5ミリ以下の穴をあけるには何本もピンバイスがポキポキと・・・(T.T)
メタルパーツに0.5mmパイの20mmの穴を3本もあけるのは
ちょっと無理。
苦肉の策で思いついたのがアルミパイプというわけです。
0.8mmならリューターでシュイーンです。

T2Mや他のリベットを使おうかとも思ったのですが
アドラーズは足が細過ぎるし、トップスタジオやT2Mのリベットは足が短く、そのままでは使えません。
アルミパイプなら、穴を開け直せば、どんなリベットでも使えま〜す。
穴を広げるのもカンタンですし。

前後のスイングアームの垂れ角が決まらないと、ここから先へは進めないので
時間かけて調整してみます。


仮組できました。

T2Mのバンジョー使ったので、比較的簡単に前後アームの角度は決まったのですが
どこか自分の感じたイメージと違うので、
カウルやダクトタンクの取付位置が微妙に変わっています。

アンダーカウルは下からドレンボルトの穴にビス止め。
ラジエターとは接着していないので位置が動いちゃってます。



すげー迫力。

ステアリングロッドは現物合わせで作ることにしましょう。

なんか色塗るのもったいないので、
しばらく間このまま観賞することにします。


仮組でフォルムは確認できたので、一つずつパーツを塗装します。
ほぼ全部パーツ 塗装できました。


組み立てていきます。


エンジン載りました。
って、文字にすれば短いですが、これだけのパーツを組のに1時間以上かかってます。
ガッツリ接着しているので、びくともしません。

この後、 全てのロッドの長さを計測し間違えていたことが発覚し、とんでもないことに。

現物合わせでなんとかなるなんて、甘い考えでした。(m_m)


フロントまわりもしっかり固定。


その他パーツを組んで、やっと自立しました。


ストリップ状態で記念写真。
苦労のカタマリです。

特にラジエターの取付は「イィ〜ッ」 ってなりました。
どうやっても、エンジンと干渉してアンダーカウルがつかないので、
最終手段、エンジン削りました。

トルクロッドもサイズ間違えたせいで、フレームとつながっていません。

それでも、いいんです。
この達成感はなんなんだぁ?
こんなにバクバクするくらい
心拍数があがるキットなんてそんなにはないぞぉ。

 

・・・・こんなこと書いてないでさっさと完成させましょう。

つづく