Max流、治具なし図面なしのカンタンスポーク張り(1/12サイズ版)


メッキパーツには、あらかじめクリアをたっぷり吹いて、傷が付かないようにしておきます。


リムの接合面のメッキを剥がします。

次はリムのスポークが刺さる部分をできる限り薄く削ります。
薄くすればするほど、ニップルの挿入や角度の調整が楽にできます。
リムが薄くなったら、スポークの穴の位置にカッターやピンバイスなどでマークを入れておきます。

流し込み接着剤でガッチリ接着。(瞬着を使わない方が後の穴開けが楽です)
注意)ハブの部分は接着してはいけません。

くっついたリム。
目印の穴の位置のいい加減さがよくわかります。(笑)


まず片側のパーツを切り離します。
切り取った痕は、カッターナイフでキレイ&平らになるように切り取ります。
(ニップルの部分だけがメッキが剥がれ、プラの地肌が●丸く見えていればOKです)

あとは0.5ミリのピンバイス(リューター)でリムの外側から、その●の中心めがけて穴を開けます。
なかなかセンターには穴が開かないのですが、何回か突き刺して無理矢理穴と●のセンターを合わせます。
(この穴開けを手作業(ピンバイス)でやるなら、内側から開ければ間違いないです)

最後に全部の穴を0.8ミリのピンバイスでえぐり、穴の径を揃えます。
※穴が大きくなったら、あとで瞬着流し込んでしまえば気にならなくなるので、どんどん開けます。

ハブのパーツも同様に、メッキを剥がして、薄く薄く削り、0.4ミリの穴を開けておきます。
その後、ハブはキレイに塗装します。

これで準備完了。


0.5ミリほどL字に曲げたインセクトピンをハブに通しリムに刺していきます。
※向きは切り取っていない側のスポークの向きに合わせます。

ここがけっこう面倒ですが、慣れればあっという間です。

インセクトピンを全部の穴に通したら、ハブをネジで固定します。
(先にネジを通しておく方がやりやすいです)

あとは、0.8ミリ径のアルミパイプを3ミリに切り出して、インセクトピンに通し、リムの内側に飛び出るまで押し込みます。
固くても爪で押し込めばカンタンに貫通します。(リムを薄くしていないと無理ですけど)

リムから飛び出すニップルの長さはテキトウ。0.7ミリくらい? だいたい揃っていればOKです。
全部やったら、念のため全周に瞬着を流し込んでおきます。

※作例では、スポークに00番のインセクトピンを使用しています。

片面終わったら、もう片方を切り離し、ニップルの部分をキレイに処理します。ついでにリムの接合面も。

同じように作業します。


飛び出したインセクトピンを切り取りほぼ終了。

ニップルの部分にプラのカスや瞬着が着いている場合は、ラッカーシンナーやアセトンを筆塗りして溶かします。

掃除できたら、クリアを全体にベットリ吹きます。特にリムのセンター部分やニップルは重点的に。

※クリアにクリアブラック(スモーク)を少し混ぜておくと、墨入れ状態になって、メッキの剥がれもごまかせます。


タイヤをはめて出来上がり。なんですが、リムのセンターなどメッキの剥がが目立つところは、アルクラッドかメッキシルバーを筆塗りします。これでまずリムの接着ラインはわからないはずです。

この作例見てすぐに理解できる方はいないと思いますが、
早い話、リムとハブを薄くしておけば、後はどうにでもなるってことです。

※本当にテキトウにやっているので、じっくり見るレベルではないと思いますが、
キットのままよりはマシだと思いますよ。

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