メタルパーツの表面処理。

パーツの表面に離型剤のザラザラが残っているので、削ぎ落とします。

まずは、思い切って#240の布ペーパーを使ってザクザク削ります。
布ペーパーの堅さがメタルパーツにはいいようです。
ピンホールなど、凹んだ箇所も平らになるよう削ります。
ただし、溶接痕は残すようにペーパーを当てます。

ペーパーが当てにくい箇所は、油目の平ヤスリや彫刻刀で削る、または、カッターの刃を立ててカンナがけの要領で削るなどしてください。


 

次は#400ペーパーを当てます。

最初の#240でパーツ表面の不純物を削ぎ落としているので、#400ペーパーは軽く当てるだけでみるみる綺麗になっていくはずです。


 

#400ペーパーが終わったら、3Mのスポンジペーパーの青で磨きます。

数回擦るとパーツ表面がクリアを吹いたあとのように、しっとりとした感じになります。

最後にデカールを貼って、クリアを吹いておけば、酸化も防げて、ピカピカの状態が続きます。

 

この3工程だけで、ホワイトメタルが、アルミ合金に見えてきます。
コンパウンドで磨く必要はありません。


あと、手が汚れるので、手袋しての作業をおすすめします。

 

次はハンダ溶接。

溶接箇所はスタンドの持ち手の部分だけですが、ついでにスタンドのフックとサイレンサーも溶接しておきます。

サイレンサーのアミアミ部は、しっかり仮組みし、フラックスを筆塗りし、高温のコテでハンダを流し込むように溶接します。
ちなみに、僕は60Wのコテを使っています。

 

 

溶接後は、ドリルに加えるなどして、盛り上がったハンダを削って、シャープな形状に整えます。

 

 

 

後端の丸いネットは、ゴムシートの上において、先端の丸い棒でコツコツ叩いて膨らませます。
スペアもあるので、出来の良い2つを使います。

少々凸凹でも、最終的にヤスリを掛ければシャープになります。

 

 

 

残りのメタルパーツも、ヤスリや、#240の布ペーパー〜#400ペーパー〜スポンジペーパーで処理してピカピカにしておきます。

 

 

 

次はエッチング。

 

 

 

 

ローターのスポーク部は、少しオフセットしていればOKです。無理してオフセット幅を広くしようとすると、歪みますのでほどほどに。

 

 

 

ローター部は別々に塗装した後で貼りあわせます。

 

 

 

センターがズレないように穴に楊枝を刺してから瞬着を流し込みます。

 

 

ガッチリ固定してください。

 

 

 

はみ出した瞬着はアセトンで拭き取ります。
アセトンはご近所のペンキ屋さんやハンズでお買い求めください。

 

 

 

ローター部は、それぞれ微妙に彩度を変えたガンメタを塗って貼りあわせます。

 

 

  ラバーのビットでフローティングピンの頭の塗料を剥がします
  ローターの出来上がり。

  スタンドはチタンシルバーを塗装し、クリアでコーティング。
タイヤはスモークを重ねてホイール部は適当なガンメタを塗装。シャフトの先端にシルバーを筆塗りして完成。。
  エンジンの塗装。
エンジンは一体成形なので、フリーハンドでガンメタをブラシ塗装。オイルパンの部分だけマスキングして色味に変化を付けておきます。
  ウォーターポンプやラジエターホースも雰囲気で仕上げます。
  カウルとスクリーンを擦り合わせます。#26と#93ではフレームのヘッド部分の形状が違うので間違えないように。
  Fダンパーを仕上げます。クリアイエローとクリアオレンジをブレンドし、アルマイトのような色に塗装し、クリアでコーティング。
インナーパイプは、ミラーフィニッシュのゴールドを貼り付けます。アンダーブラケット部はクロームシルバーで塗装します。
ブレーキキャリパーは、磨いた後スモークを薄く吹いておきます。
  リアダンパーも一体成形なので、リザーブタンク部をクリアイエロー、他をイエローで塗装し、コイル部をマスキングしてクロムシルバー塗装。
コイルの間をシルバーで筆塗りし、エナメルの黒で墨入れします。
  チェーンの組立。
4枚のエッチングをズレないように貼りあわせます。
  全体をクリアイエローで塗装し、プレート部をマスキングして、スプロケットをガンメタで塗装。エナメルのスモークを墨入れします。
スプロケットのナットはクリアブルーに塗ったリベットを刺すとリアルです。
  レプソルオレンジとレッドの塗装です。
蛍光色は製造年月日によって発色が異なるようなので、比率は調整してください。
  まずはホイールを塗装します。蛍光色はサフを吹くとひび割れてくることがあるのでサフレスです。
  塗料が乾いたらホイール部をマスキングします。
  半艶ブラックを吹きます。
 

リムの部分、墨入れしてキレイにマスキング出来てない箇所を修正します。

  ホイール部をマスキングして、艶消しクリアを吹けば、ゴムに近い質感になります。
 

カウルは先に蛍光オレンジ、次に蛍光レッドを塗って、マスキング後、上から白を吹きます。軽くクリアを吹いて、デカールの食いつきをよくします。

白をマスキングして、蛍光色を塗る方が簡単ですが、完成後の見栄えが悪くなるので後から白を塗る方をおすすめします。

  デカールを貼っていきます。デカールが乾いたらクリアを吹いて、マスキング出来る状態にします。
  白のデカールは少し透けますので、マスキングして白を吹きます。
  塗り分け終了
  残りのデカールを貼ってクリアを吹きます
  車体の組立。
  エキパイはクリアパープル、クリアブルー、クリアブラウンをブラシで塗装
  シートラバーとパッドはテクスチャをモールドしているので、艶消し黒を塗るだけです。